フェアバンクス―カシツナベイ日記
メインメニューへ戻る ◆ アラスカもくじへ
◆ヒヤヒヤ ドキドキ 小型セスナ◆
ホーマーからカシツナベイ研究所に行くには陸路がない。
車を持っていきたければフェリー、人間だけなら6人乗りセスナを使う。
このセスナ、ちっちゃいちっちゃい!!(写真)
フラフラヨロヨロ飛ぶ様子は、死にかけの蚊そっくり。
なんとも頼りない飛行機だ。
それでもフェリーだと1時間以上かかるところを、セスナなら15分。
まるちゃんも2回ほど乗ってみた。
飛行場も、ちっちゃいちっちゃい!
特にセルドビア側の飛行場は、4畳半ほどの掘っ建て小屋が草の中に寂しくポツン。
発着所のそばの川には、産卵に上がってきたサケがウジャウジャ、川が真っ黒になっている。
セスナはお腹の部分に荷物入れがついている。バランスを取るため、客は体重を教えなければならない。
この日のパイロットは女性だった。わあ、女の人もパイロットするんだなあ、と言いつつ、搭乗。
内部は中型の車と変わらない。
いや、大きく変わっているところは、翼がついているとか前にプロペラがついているとかではなく、そのオンボロ具合!あいにく雨が降り出したが、うわー雨漏りしてるで、この飛行機!大丈夫か?
パイロットはキョロキョロしながら操縦する。海なんか覗き込んでる場合かー?と叫んでも、爆音にかき消されるだけ。
風が吹くたびヨロヨロ揺れて、同乗していた10歳ぐらいの女の子はこっそりゲロっていた。
落ちるかも、という恐怖感さえ克服できれば、発着の緊張感はアドレナリン噴出もの、操縦しているのを近くで見物できるし、そこらの遊園地より楽しいかも・・・。
(前へ)キングサーモンの街◆(次へ)おいしいパイ
メインメニューへ戻る ◆ アラスカもくじへ