まるちゃんとアラスカ
「これが海洋研究所だ!」
「科学戦隊ガッチャマン」という昔のアニメをご存知でしょうか?
大きなコンピュータがチカチカしていて、
緊急事態には地面がパカッと開いて、ロボットやら飛行機やらがせり上がったりして、
もちろん自動ドアで、
白衣に眼鏡のえらい人が指令を下す。
「研究所」と聞いて思い浮かべるのは、あの手の漫画に出てくる秘密基地でした。
夫が毎月行くカシツナベイ研究所って、どんなんやろなあ〜と、
興味津々で付いて行ってたわけですが・・・。
2〜3日ドライブして、内陸から海辺へ。
でも、陸続きなのに道がないんで、フェリーへ。
フェリーの乗り降りも、ターンテーブルに車を乗せて、クレーンで船底から港へ吊り上げる。
車一台一台に対して繰り返すので、えらい時間がかかる。
(↑写真)フェリーが到着するセルドビア港。
で、デコボコどろんこな山道(↓写真)を、15分だか20分だかガクガク走る。
クマも出ます。道端に。
やっと研究所に着きます。
あるのは、入り江に3軒ぽっち。
1軒目は、管理人一家の家。
2軒目は、研究者が寝泊りするトレーラーハウス。
なんていうか、このトレーラーハウスってプレハブ?・・・なのかな。
2段ベッド付きの部屋が3〜4つあって、トイレ・シャワー・キッチン・洗濯機共同。
壁が薄くて、隣の部屋と旦那のいびきの二重奏には降参でした。
そして最後に、研究所(↓写真)。
満ち潮のときは、床すれすれまで海になります。
窓からよく見ていたのは、遠くにプカプカ浮かぶラッコ。
頭と足の2つが仲良く並んで突き出ているので、すぐわかる。
研究所には、なにやら怪しくグネグネとした生き物が、あちこちの桶に入っている。
夫は顕微鏡をのぞいて、ピンセットでゴマのようなものを一匹ずつつまんで瓶に入れている。
ときどき、近くで釣ってきた魚を解剖しちゃったりもする。
大自然の中で、研究者の皆様と一緒に暮らす愉快な生活。
なつかしい!
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2003/3/6作成