フェアバンクス日記    4月のアラスカについて

まる栗メインメニューへ戻るアラスカ目次へ

時間おひさま

1日に7分太陽の照る時間が長くなっていきます。
1月は朝10時頃明るくなって、昼3時頃暗くなっていましたが、4月は朝6時頃明るくなって、夜10時頃暗くなります。
日の出の位置がだんだんと東から北に変わって行き、夏には北から太陽が出て、東、南、西、とぐるっと回って、北に太陽が沈みます。
「昼間」の長さが季節によってかなり違います。

気温

摂氏プラス5度から15度くらいです。半袖半ズボンの人がたくさんいます。

I'm melting!

ほとんどありません。河も解けました。
雪の下には一体何があるのかなと思っていましたが、何もありませんでした。ただの芝生です。
道路も雪が解け、滑り止め用の小石がジャラジャラしています。この小石は車で集めておいて、また来年使うそうです。

雪用タイヤから、普通のタイヤに変えます。
車にびっしりついていた霜が解けると、ほこりが非常に目立つので、週末はみないっせいに洗車します。
もう、凍結を防ぐための電流は使いません。
そしてキャンピングカーが沢山走りはじめます。
RV(アールヴィー)と呼ばれ、バスやトラックに似た形ですが、後ろの荷台の部分にはベッド、テレビ、キッチン、冷蔵庫などがついていて、山や川へこの車で出かけ、キャンプをします。

ちゅんちゅん

ガチョウや鶴など、渡り鳥が広い湿地に集まってきます。
美しい隊を組んだ渡り鳥が頭上を飛ぶ姿は、思わず見とれてしまいますが、ターゲット(糞の)にならないよう注意。
それでも毎年、「やられて」しまいますが・・・。

冬にたくさんいたレイブンというカラスに似た鳥はどこかにいってしまいました。

雪解けの水とともに、蚊がたくさん発生します。
大変な大きさの蚊で、胴体が1センチ位あり、形は日本の蚊と同じです。
ちょうど「ががんぼ」と「日本の蚊」との中間ぐらいの大きさで、動きが鈍いのですぐたたけますが、けっこう頑丈なので、情け容赦なくたたかないと、すぐ息を吹き返してふらふら逃げていきます。
手で握り潰すと、ハエをつぶしてしまった時のような、リアルな感触がします。
「アラスカの州鳥は蚊だ」という冗談も納得できます。
ゆっくり歩いたり、立ち止まったりすると、たちまち10数匹の蚊が群がってきます。後ろを振り返ると、蚊柱が付いてくることもあります。

夏休みききゅ〜

5、6、7、8月の4ヶ月間が夏休みになります。
アラスカは、ちょうど日本での北海道のような感じで、夏の避暑地です。
急流下りや気球乗り、鮭釣り、乗馬と、いろんなことができます。
そのかわり、ホテルの宿泊料金などは冬の倍の値段になります。

オーロラ

5月はじめまでは、新聞に「オーロラ予報」が載っていますが、その後は8月終わり頃まで、ほとんど「昼間」になってしまうので、オーロラは見えません。
5月1日の時点で、夜11時でもまだ結構明るいですが、もうすぐ真夜中の12時に照明無しで、外で野球ができるようになります。
アラスカ以外に住んでいるアメリカ人は、アラスカに旅行にくるのは夏の避暑のためで、冬は寒くてアラスカなんかとんでもない、という人が多いようです。
オーロラのことを知らないアメリカ人は案外多いです。

暴走族

冬はバイクで走ろうとすること自体命懸けということもあるのか、まったくみかけませんが、暖かくなるとあちこちでバイクを見かけます。
改造なしの普通のバイクです。
でかい音で集団で走る、というような人はほとんどないですが、男も女もおじさんも、耳や鼻にピアスをしている人はとても多いです。

メインメニューへ戻る  ◆ アラスカ目次へ