まるちゃんとハワイ日記
8月2日(20日目)

今日はハワイ脱出の日!
昨夜のうちにスーツケースの準備もできている。
早朝、まずは T さんが一足先に出発。お疲れ様でしたー。

続いてまるちゃん一家も出発。「さあ、おうちへ帰ろかー。」と言うと、まる赤、ぱっと笑顔になる。こんなに嬉しそうな表情はハワイに来て始めて見るぞ。親の気持ちが伝わっているってことだろうか。
知らない場所を転々として、怒られまくって、泣きまくって、かわいそうだったかなあ。

ヒロの空港でブラブラするつもりで、少し早めに出る。レンタカーも返し、飛行機のチェックインも済ます。
それにしても、やけにお客さんが多いなあ・・・。

・・・と思っていたら、ああ、やっぱり。
ディレイド(遅刻)、キャンセル、などのフライトがあったらしい。外は雨。もしホノルル発の飛行機に乗り遅れたら、すべての乗り継ぎがパーになる。
やばい。
なぜならば、夫の会議がもう一つ、ギリギリの日程で始まるからだ。しかもウィスコンシン州(って、一体どこ?)。

定刻どおりなら、ホノルルにすでに着いているはずの時間になった。なのに、まだ飛行機にさえ乗り込めずにいるまるちゃんたち。
まる赤は、他の子供をめざとく見つけては、一緒にはしゃいでいる。ついでに知らん人にまで抱っこをせがんだりして、これでは誘拐されたがっているようなもんだ。異様に興奮しているようで、すごいスピードで走り回る。上機嫌のまま疲れさせて飛行機に乗せたいけど、走らせたら迷惑だし、怒ったら泣くし、ジリジリイライラしながら後を追いかけるまるちゃん。
お父ちゃんは、カウンターへ何度も並んで、ホノルル到着後すぐに飛行機から出られる位置に座らせてもらえるよう交渉したらしい。
ヒロを出発したのは、マジで乗り継ぎギリギリ時間だった。

飛行機から外を眺めるまる赤。ヒロからホノルルへ。
1時間弱の飛行時間。
帰路は、飛行機入り口でストローラーとカーシートを預けることにした。少なくとも、これで前の座席に足が届かないはず。
窓際にへばりついて、飛行機や貨物車を見物するまる赤(写真)。嬉しそう。
たった1時間なので、機内サービスのジュースの氷で遊ぶうちに、ホノルル到着。楽勝!

ホノルル空港。到着と同時に、まる赤とお父ちゃんはニューアーク行きのゲートへダッシュ。まるちゃんは、預けたストローラーとカーシートを受け取ってから、後を追うことに。ところが、空港内のテレビモニターでゲートナンバーを調べようとしたら、モニターが真っ暗。停電だって。
ああ・・・。

とりあえずインフォメーションブースのお姉さんにゲートを教えてもらう。ところが、ゲートはとても離れていて、ウィキウィキバスとかいう怪しいバスに乗れ、とのこと。来るときは乗らなかったので、なんだか怪しい、大丈夫だろうか、もし間違えていたら絶対乗り遅れるぞ、それにしても変な名前のバスだ、と思いながらゲートへ走る。足がつりそうだ。カーシートの重さがこたえる。

ゲートのカウンターに着いたけど、行き先が表示されていない。まずいことに、お父ちゃんとまる赤の姿もない。迷ったのか?
とりあえず、ニューアーク行きの搭乗口だということだけ確認。
お父ちゃん、どこ〜???
すでに搭乗開始してるし、お父ちゃんが全員の航空券を持っているので、まるちゃん、乗り遅れるかとパニック。職員さんに、「夫と赤ちゃんが私の航空券を持ったまま先に乗り込んだかもしれないので、呼び出してもらえないか?」と頼むが、「乗客については秘密なので、調べられない」だって。困った。まるちゃん、半べそ。
カウンターと搭乗口を大汗かきながら往復していると、あ!いた!
滝のような汗を流しながら、エビ反りのまる赤を抱いたお父ちゃんが、まるちゃんが来た道からやってきた。またゴンタか。
まあ、よかった、会えて。最悪のときは、クレジットカードでボストンまでの一人分のチケットを買って乗ることまで考えていたけど、助かりました。

ホノルルからニューヨークへ。
10時間の飛行時間。今回もど真ん中の席で、しかも満員。5人座りの席で、まるちゃんがど真ん中、左にまる赤、通路側にお父ちゃん。
まるちゃんの右隣のオジサンはアジア系だけど日本人ではない。それにしても。
おっちゃん、足くさい・・・むわ〜〜〜ん。靴、脱ぐなよ。こっちにもたれかかって寝んといて。たのむ〜〜〜・・・。
はあ。
まる赤がぐずって迷惑をかけるかもしれないので、周りの人にあれこれ文句言えた立場ではないけれど、参りました。降参です。

気を取り直して、飛行機大作戦その1だ。
離陸30分前。風邪薬を飲ませる。
風邪はひいてないんだけど。タイラノール・サイナスという子供用のシロップで、痛み止めと鼻詰まりの薬だ。ついでに眠くなるらしい。逆に興奮してしまう子供もいる、との説明書にびびりながらあげると、おいしいので喜んで飲むまる赤。
作戦成功。
離陸後しばらくして、ウトウト眠ってしまった。カーシートがあったらなあ、と思うけど仕方ない。ひざまくらでシートベルトをつけて、念のため手でつかんでおく。

4時間寝てくれた。4時間も、なのか、4時間しか、なのかわからないけど、とにかく、行きしなより数段まし。

さて、まる赤起きた。
すかさず作戦その2。
新品のミニカーを一つ取り出す。しかも、前もって子供向けに漫画が描いてある紙ナプキンで包んで、プレゼントのような演出。
成功。
包み紙を破くのに、夢中になるまる赤。これで5分は時間かせぎ。でも、なかなか破けずキーっとヒステリーを起こしている。逆効果か、仕方ない、少しお手伝いして、やっとミニカーが出てくる。イエーイ!すっごおおおい、かっこいい〜!おおいに盛り上げてやる。(これを20個分ほど繰り返す。)

ミニカーにも飽きてきたのか、キョロキョロし始めるまる赤。危険信号だ。よし、作戦その3。
粘土。
鮮やかな黄色と赤の2種類を用意。本当は4種類買ったけど、重くて置いてきた。
まる赤、粘土で遊んだことない。まず、まるちゃんがコネコネしたり丸めたりしてみせる。テーブルでゴロゴロして細長い棒を作ってみせる。
おおっ!と身をのりだすまる赤。小さくちぎって渡すと、真似をして細長い棒を作った。
「上手上手・・・・・あっ!」

パクリ。

「出しっ、出しっ!!!」
モグモグモグモグ・・・ごっくん。

あ〜あ。食べちゃったよ。粘土。
仕方ない、粘土はやめ。

10時間は長い。

服までビチョビチョになる前にオシメも交換しなければ。だけど、トイレのオシメ交換台は小さい。横に寝かせなければいけないのに、斜めにしてもはみ出てしまう。見慣れないものがあり、狭く、揺れる。まる赤、恐がってしがみつきにくる。1分もかからないはずのオシメ交換はいつまでたっても終わらない。怒声と罵声のトイレ内。おおこわ。

通路を歩かせたいけど、席に戻ってくれなくなりそうなので、抱っこして戻る。
作戦その4。
スティッカーブック。
これは、付録にシールがたくさんついている絵本。まる赤の大好きな汽車のシールが100枚ほどついているやつ、くまのプーさんのやつ、赤い犬のやつ、次々にためしてみる。やっぱり汽車のシールに夢中になっている。こんなに静かに遊ぶなんてびっくり。
大成功!

着陸態勢のアナウンスが入るころ、2回目の風邪薬。
すんなり飲む。半時間ほどすると、またウトウト。痛み止めのおかげか、耳も痛くないらしい。泣かずにすんで感激。

ニューアーク空港到着。
着陸の衝撃でも起きない。寝ているまる赤をお父ちゃんが抱っこ、まるちゃんは荷物持ち。でも、ストローラーに置いたら起きてしまった。
ニューアークからボストンは、問題なくクリア。

ボストン空港。
地面に着いたとき、心の底からほっとした。もう飛行機は当分乗らなくて済む!
スーツケースも珍しく行方不明にならなかったし、後はレンタカーを借りて家まで運転するだけ。

と思っていたら、最後の落とし穴があった。

トイレがない〜〜〜〜モジモジくんだよ〜う!
飛行機のトイレはまる赤が寝たので動けず我慢。空港のトイレは掃除中。レンタカー屋のトイレはつまっていてあふれかけていたのでパス。帰宅途中のモールのトイレは水道管が壊れてしまったとかで使用禁止。こんなことってあるんだろうか。行く所行く所、すべてのトイレを使えないとは。
失禁寸前、ようやくマクドナルドのトイレですっきりできました。いざとなったらまる赤のオシメを借りる覚悟だったけど(!)今回は滑り込みセーフ。

ということで、無事帰宅できました。

めでたし、めでたし。おしまい。

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