フェアバンクス―カシツナベイ 日記


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◆マタヌスカ氷河を歩く◆

氷河を所有している人がいると聞き、何やらごっついやんか!と早速見物に。

いつものアラスカ半島西沿いの道ではなく、東側を通る。

町も少なく、くねった寂しい一本道をガンガンとばすと、「氷河こっち(と英語で書いてある)」の手書き看板が。

おお、ここや!

主要道路をはずれ、矢印に沿って少し奥へ入ると、何もない所にしてはなかなか立派な小屋がある。
そばには踏み切り(!)があって、小屋で「氷河見物料」を払うと通してくれるしくみらしい。

何事にも金がかかるのね・・・でも所有地に氷河が含まれてたら、それで稼げるよなあー、ええ商売してはるなあー、などと話しつつ、がたがたの細道をあっちこっち矢印に沿って走ると、駐車場がある。
先客が何人かいるよう。

車を降りてみると、向こうに青い、透明な、氷河!

氷河って、海にあるものと思ってたけど、アラスカの山間部を走ると谷間に不自然に青い部分がよくあって、それが氷河なのだ。

写真1枚目↓は、マタヌスカ氷河端っこからの眺め。真ん中の山腹は、中央に森林限界が見える。



氷河地帯に入ると、巨大漬物石にまたまた矢印。
歩いていい道は決まってるから、勝手に歩き回ってクレバスに落ちて遭難しても知らんで、ということらしい。
次の矢印を探すのに気をとられているうち、すでに足元は氷河の青いツルンとした氷になっていた。

夏だから、少し溶けて川やツララもある。
氷の下は地面。
氷は薬が入っているような感じ。でも透明。
氷河の雪解け水が混じった川は乳色をしていて、なんとも不思議な色あいになる。細かい流砂が混じっているのだそう。

写真2枚目↓は、氷河の上に立って撮影。所々下の地面が露出。




もう一つの氷河の不思議。

それは、おしっこをかけてみたくなること。(!)

かけなかったけど。

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